icon7.gif(632 byte)教育・研究フィールドと研究テーマicon1.gif(560 byte)



研究課題・概略

穀物食品はほぼ毎日食していますが、その加工中の物理化学的変化や酵素や微生物などによる生物学的変化とその関係性については、意外と分かっていない点があります。また、各種食品成分はそれぞれに機能(1次機能・栄養、2次機能・嗜好性、3次機能・生体調整)や特性があり、食品を構成しています。それらの特性を把握し、それらがどのように機能し、どのように役に立っているかを研究することで新しい食品や加工技術が開発していきます。
また、微生物は約38億年前にこの地球に発生して以来、地球環境や食品を含めた人間生活と深い関係があります。各種微生物の機能特性を発見し新しい食品や環境浄化等への利用を考えていきます。
当研究室では、食品プロセス中の酵素反応を含む生化学的変化のメカニズムについて研究したり、新しい生理活性物質を見つけたりして、最終的には新食品の開発に応用できることを目指しています。また、微生物を用いた環境浄化とその評価系の開発など環境バイオテクノロジー技術を応用し環境保全に役立つことを目指した研究を行っています。
具体的には、小麦グルテンサブユニットやアラビノキシラン等の構造と機能を解明する食品科学系のテーマと、重油、VOC等の炭化水素化合物や重金属等で汚染された土壌の生物学的浄化(バイオレメディエーション)メカニズムを解明し応用研究等行う環境バイオテクノロジー系のテーマがあります。 微生物を用いた新しい食品つくりや環境への利用も今後のテーマとなっています。
そのために、微生物の動きを遺伝子的に解析する手法や微生物や微生物生産物の働きについて分子的に解析する手法を応用・開発しています。 line.gif(2379 byte)
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