~ OB・OGコメントの広場 ~

<T.Mさん> 2007年度卒業 奈良先端科学技術大学院大学へ進学   

 私は2008年3月に電大・生命工学科を卒業しました。現在は、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科の神経形態形成学研究室に研究員として所属し、分子生物学的・数理科学的なアプローチで、神経の形作りとそれに伴うタンパク質の局在変化の関係性について研究しています。
 電大・生命理工学系の中では、村松研は他研究室より少しハードな印象があるかもしれません。しかし、外部進学してみると、村松研で身につけた技術や考え方は、どの研究室へ移っても通用することに気づきます。
ですので、遊ぶことも含め、研究室では有意義な時間を過ごしてください。また将来、医療・バイオに携わりたいと考えている学生の皆さん、村松研は医療に活かせるバイオ研究ができます。
興味を持った方はぜひ村松研を選択肢の1つにどうぞ!                                            (2013年7月 記)


<N.Hさん>
 2012年度修了 イーピーエス株式会社へ就職

 私は生命理工学系の一期生として入学し、研究室では主に軟骨再生療法に関する研究に取り組みました。現在は開発業務委託を行うイーピーエス株式会社で、医療機器の臨床試験モニターおよび薬事申請を担当しています。この仕事のやりがいは、様々な企業の開発業務・承認申請に携わりながら、患者様の病気の改善や治療に貢献できることです。
 学生の皆さんは、研究室での経験が将来どのように役立つか疑問に感じるかも知れません。社会人として大切なことは、主体性を持つことだと思います。村松研では、常に論文からの情報収集や活発な議論を通して自らを高め、アイデアを研究テーマに活かしていきました。このプロセスは社会人においても不可欠であり、村松研はまさに主体性を育む場所であると感じました。研究活動を通じて様々なことを学び、成長する場として、村松研を考えてみてくださいね。              (2013年8月 記)




<M.Hさん> 2008年度修了 興和株式会社へ就職          

 私は研究室創設時に所属し、様々な経験をさせて頂きました。研究室の立上げや外研先での研究など、今思い出しても内容の濃い研究室生活でした。私事ですが結婚式に出席して頂いたり、生命理工学実践論の講師や研究室同窓会の幹事を依頼されたり、現在も母校・研究室と関わりが続いています。
 村松研では再生医学という先端分野の研究に携わりました。このときの経験や考え方は、現在所属する興和(株)医薬事業部製品戦略部の業務に役立っており、改めて学生時代の大切さを実感しています。当時の私は、理解できないことも多かったのですが、研究室は賑やかで楽しく、それでいて厳しい側面もあったので日々成長することができました。可能性を広げたいと考えている方は、是非村松研へお越しください。私達OB・OGも応援しています。                    (2014年10月 記)
<T.Hさん> 2009年度修了 アイシン化工株式会社へ就職            

 
卒業研究では生体適合性材料、修士研究では外研先(産業技術総合研究所)でバイオマスの化学修飾に関する研究に取り組みました。現在は、地元・愛知県にある自動車部品製造メーカーの生産技術部に勤務しています。新製品の開発・生産の技術担当として、来年には海外赴任も決まっており、不安もありますがやりがいと責任感を感じています。
 私は元々車好きであったこともあり、生命科学とは全く異なる分野に就職しましたが、研究室で身につけた化学処理や素材に関する知識は、モノ造りの現場で役立っています。皆さんの中には、「自分は将来何がやりたいか」を具体的にイメージできない人もいるでしょう。しかし、様々なことを真剣に学び、経験していく過程で、自分の方向性を再認識したり、過去の経験が役立つときもやってきます。学生生活や研究活動を通して、将来の可能性を広げてください。                   (2013年8月 記)