誰でもプログラミング時代に向けて
現在(2016年春)、国内の高校生に受けが良いキーワードは「グローバル化」でしょうか?。我々はその次を見据えています。国内でもようやく、小学校でのプログラミング教育必修化が検討され始めています。日本語以外の自然言語に加え、多くの人がコンピュータとの対話のための方法を学ぶことを求められる時代に突入しようとしています。皆さんには、生命科学コースで学ぶ様々な分野の知識・技術に加え、少なくとも1つのプログラミング言語に慣れ親しんでもらうことで、近い将来、生命科学分野で活躍して欲しいと考えています。プログラミングは論理性を身につけるのにうってつけです。プログラマーにならないとしても、様々な状況で物事を考え抜くための地力が身につくと思います。
研究テーマについて
テーマは多岐にわたりますが、最後は遺伝子配列、タンパク質のアミノ酸配列の上で理解することを心がけています。道具がコンピュータなので、「....試薬がないと実験できない」とか「....に対する抗体が高いので諦めよ」などということがありません。自分にはやりたいことがあるけれど、試薬や機器が無いから諦めていた、という人には新たな方法を提示できるかもしれません。こんなことをしてみたい、あんなことをしてみたい、だけど無理かな?と思っている人は、一度お立ち寄りください。
研究で取り扱うデータについて
解析対象のデータは、遺伝子配列、タンパク質のアミノ酸配列・立体構造、生化学代謝パスウェイマップ、遺伝子発現データ、低分子化合物構造データ、、、、などなど多岐に渡ります。高校で学ぶ生物の授業では、観察や実験も行うとは思いますが、まだまだ座学が中心です。一番の理由は、準備に時間とお金がかかることではないでしょうか。我々の研究室で行う「実験」では、予めコンピュータ内に存在するデータを扱うため、思い立ったときにすぐ始められるというメリットがあります。いつでもどこでも誰でも気軽に研究が可能です。
興味を持った高校生は、、、
気軽にお立ち寄りください。教員がいれば教員が、学生がいれば学生が、お話しできると思います。